労務を無視したブラック企業はできることならば、体験しないに越したことはないですよ。だって、ブラック企業を体験してしまって、そして心身ともに結構なダメージを受けてしまったのならば、なかなかリスタートができなくなってしまうこともありますからね。
ブラック企業はやめたら終わりではないわけですよ。ブラック企業勤務で受けた心のダメージはながーく尾をひくことがありますからね。罵倒されたことはトラウマとなり、顔を洗おうと思った瞬間といったように、なんでもない時にふとフラッシュバック的に思い出してしまうこともありますからね。
そしてだからこそ、ブラック企業は勤めるものではないと思うわけです。ブラック企業を見抜くこと自体が非常に難しいとも言われていますけれどね。要は「ここおかしくない?」と思うところが少しでもあれば、近寄らないに越したことはありませんから。「社員の平均年齢がやたらと若い」ですとか、「完全週休二日制」ではなく「週に2日程度の休み」となっているところなど。ブラック企業かどうかを見極めるポイントは実は結構あるのです。ですからまずは注意を。
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